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月の綺麗な夜に

第3章 満月の下

「彼女を親戚扱いした男なんか忘れる以前の問題」



はっ!と鼻で笑って柚に言葉を返すと、柚はケタケタ笑って



「確かにー!ありゃ無いわなー。


でもさ~?」







「こういうのも、出逢いの1つだと思えば良くない?」




柚はペットボトルの中身を一気飲みしてゴミ箱に捨てながらニカッと笑う。



「‥‥え?」

「その出逢いで慶介の事、ホントに完全完全吹っ切れたら良くない?」



そう言って柚はニッコリと微笑む。



「柚‥‥あんた‥‥‥」



あんたって子は。




「そうやって行かせる気でしょ!」


「あ、やっぱバレた?」



エヘッ♪て舌出してる場合か!

バカモノめがっ!!








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