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月の綺麗な夜に

第4章 満月と月と星

「気になる?」


ブランコから身を乗り出して私の顔を覗き込む流星。



‥・あのねぇ。



「気になるから聞いたんでしょ?」



でなきゃ聞くかっつーの。



「そりゃそうだ。だけど、それって一々行かなきゃ分からない?」



何?それ‥

どういう‥・・




「自分で載せてんじゃん」




そう言うと“それ”て感じで携帯を顎でクイッと差す。



‥‥携帯?


携帯がなに?

意味分からんし。







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