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占いの館【YES∞NO】

第2章 彼氏の相談

許せない…


今、私の友達にキスしている唇で…


“愛している”とか…
“好きだよ”と…言っていたなんて……



『友達も…ひどい…』



《友達は、彼に彼女がいないと思ってますよ?》


〔香澄さんの友達は、彼氏さんと面識がなかったのでは?〕



あ…彼女には彼氏を紹介していない…


行雄…それを良いことに…


信じられない!!!


私は鳥肌が立ってきた!!!



《さて、ここからが
ここの館のシステムです。“痛い目”あわせちゃいますか?》



『“痛い目”?』



〔ええ…お客様の悩みを…根こそぎ解決しましょう…仕返し込みで…いかがですか?
仕返し…する?しない?

“YESorNO”?

選択してください?〕



ゾクゾクっと体が震えた!


行雄に“仕返し”できる


他の女を騙し、私も騙していた!!!



『………』



私は…
水晶に移る行雄を見ていた…




《彼氏さんには…体で反省していただかないと》



イヴは席を立ち…

私の後ろに周りアダムの隣に立った



《香澄さん…
“YES”なら黒いカーテンをくぐってください。

“NOなら赤いカーテンをくぐってください》



〔《YESorNO》〕



二人の声に…

私の覚悟は決まった!!!



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