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占いの館【YES∞NO】

第2章 彼氏の相談



私は、立ち上がり



黒いカーテンへ向かう



私は…行雄への“お仕置き”を選んだ!!!




黒いカーテンをくぐり抜けると…




広い暗い空間が広がった





〔《さぁ、香澄さん…お仕置きタイムだよ》〕



二人の声が響き…



空間の真ん中がポワ〜っと明るくなってきた…




その真ん中に…




行雄が…産まれたままの姿で…


椅子に縛られ…

座っている…





『え…?行雄?なんで?』



《連れてきましたよ!これから、二股男には…痛〜いお仕置きをしましょう》




行雄はバタバタと縄を解こうともがいている…



口には布をこれでもかと入れられ…ヨダレと涙、鼻水まで垂れ流していた



『行雄…』


〔だめだよ〜同情しちゃ〕


『しないわよ!!!』


「んーんー」



行雄は状況も状態も理解出来ていないみたいにキョロキョロと辺りを見渡す…



双子の兄妹は…ケラケラ笑い…


行雄の周りを歩く…


時折、行雄の苦しむ顔に頬を近づけ…意地悪く微笑む


《…まずは…言い訳でも聞いちゃいますか?》

〔言い訳…聞こうよ〕



アダムが行雄の口から布をゆっくり引き抜く…



「おっぇ…ゴッホ、ゴッホ!!!香澄…香澄?何だよここは!!!縄!!!解けよ」



椅子に縛られながら、行雄は私に彼氏面をした



『ねぇ…行雄…私の他に誰かと付き合ってるんだって?』



行雄の顔が一気に白くなって固まった



「え?え?な・何…言ってんだよ……」




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