占いの館【YES∞NO】
第6章 失踪の代償
『…保さん、
千織さんの居場所です――…
…私たちは…貴方は彼女に会って、ちゃんと別れるか…決めるべきだと思うのです…』
イブは一枚のメモを俺に差し出した…
真実……か……
メモには…住所と…
病院名が書かれていた……
「これは……?」
「千織さんの…覚悟の行動…保は…知るべきだよ…」
アダムは…笑ったが…
茶化した感じでは…なかった
『……保さん…
ラッキーアクションは…
左…ですよ。左…』
『「さぁ…行って…」』
アダムとイブに促され…
俺は…空間を出るため…赤いカーテンを目指す…
カーテンを出る手前で振り返り…
頭を下げた…