占いの館【YES∞NO】
第2章 彼氏の相談
椅子に縛られている行雄はガタガタと体を少ししか動かせない…
もどかしさからか…声は…
どんどん…
せつなく、奴隷のようにおねだりをする
「アダム…お願いだ…
お願いだ…シャツを取ってくれ、
お願いだ…お願い…
お願いします…
私に…貴方の綺麗な裸を…見せてください…お願いします…」
…行雄が…
男に…おねだり…してる…
《香澄さん、貴方の彼は、すんなり…おねだりしちゃうのね》
『もう…彼氏じゃないわ』
カチャカチャ…
アダムが行雄の前でベルトに手をかける
「あ!あああ!!!その音は!!!アダム!!!下も…脱いでくれるのですか!!!」
行雄はシャツで視界がふさがれている分…耳でアダムの気配と興奮を探しているようだった…
〔そうだよ、行雄…
僕も…君と同じ…全裸になるよ〕
色っぽく…行雄を跨いだまま…ズボンを下ろし…
全裸になる…
行雄はガタガタと…
興奮気味に体を動かすが…
顔のシャツは取れない…
「う゛…う゛…アダム、アダム…シャツで君が見えない…」
とうとう…泣き出した…
《やだ〜行雄…泣いちゃったわよ!》