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占いの館【YES∞NO】

第2章 彼氏の相談


〔行雄……泣いているの?そんなに僕を見たい?〕


「うっ…あ…アダ…ム
貴方の全てが見たい…です」


行雄の涙混じりの声が…
異様な空間に溶けた…


アダムはクスクスと笑い…

ワイシャツの上から…行雄にキスをした


行雄はビクッビクッと不意のキスを逃がさぬようにワイシャツ越しに貪る…



盛り上がる二人…


最初はドキドキしたり、アダムの仕種に興奮すら感じていたのに…


行雄が乱れれば乱れるほど…


私の気持ちは…冷めてきた…


平然と紅茶を飲むイヴの気持ちが…解った気がしてきた



《香澄さん、紅茶のお代わりいかが?》


『いただきます。』



女って…

冷めると…
怖い生き物なのかもしれない



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