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赤い糸

第7章 出発








目の前にはキラキラ輝く海なのだろう。
でも、その海さえ綺麗に感じない。
荘太と2人浜辺を歩く。
私は夢中で荘太の写メを撮る。
忘れたくない。
苦しいとき、さみしいとき、荘太を少しでいいから感じたい。
しばらくずっとそうしてた。



次第に日は暮れていく。
別れの時が近づいてるのを感じた。
まだ3月。
日が暮れるのも、早い。
夕暮れが、より私を孤独へ導いていく。







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