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赤い糸

第7章 出発








「桜見たい」
なんとなく、見たくなった。
「行こ?」
そう言って車にのる。
桜が見れる公園まで、すぐ。



車が駐車場に着くと、駐車場はところどころ咲いた桜で綺麗だった。

来年は一緒に桜見れないかも。
このまま荘太と終わってしまうかもしれない。
生まれて初めてだった。
ほんわか心が温かくなるような好きって気持ち。
荘太が初めてだった。
でも、離れたらきっとダメになる。
なんとなく、わかってる。







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