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赤い糸

第7章 出発








駅に荘太を送って行かなきゃいけない。
車を走らせる中、荘太は静かに私の手を握っていた。
さみしい。
音楽がなにもかかっていない車内。
ただただ静かな時が流れる。



駅に着く。
なかなか出ようとしない荘太。
私の手がさらに強く握られる。
泣きたい。
でもね?
最後は笑顔でバイバイ言いたい。







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