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赤い糸

第2章 戸惑い







私はまた店内のアクセサリーを見ていた。
すると、話し声が聞こえてきた。
「…です。では、こちらのペアリングに彫った文字をご確認下さい。E♡Tでお間違いなかったですか?」
「はい」

…えっ?
聞き覚えのある声に振り向くと、拓人と店員さんの声だった。
ペアリング?
E♡T?
どういうこと?
拓人が振り返りそうになったので、慌てて私はアクセサリーに目を落とした。






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