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赤い糸

第4章 悲しい時間








「あっ、そうだ。」
荘太が思い出したかのようにつぶやく。
「はい、お土産。」
と言って白い袋を差し出した。
「ありがとう。」
そう言ってお土産を受け取る。

「開けてもいい?」
私が聞くと、荘太は笑って頷いた。

白い袋のなかには、白い箱が入ってた。
白い箱のなかには…
指輪が二つ…
わっ…
もしかして…
「ペアリング?」
私の問いに荘太は、またはにかんで頷いた。







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