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赤い糸

第4章 悲しい時間








「嬉しい。
ありがとう!!」
私はそう言って右手の薬指に指輪をはめる。
シルバーの細い指輪。
まるで荘太が、皐月は俺のだよって言ってるみたいで、嬉しかった。
しばらく指輪を眺めた後、
「荘太も付けて。」と言って指輪を渡した。


私は忘れてた。
誰かに愛されるのがこんなにも温かい気持ちになれるってこと…
荘太に気付かされた。







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