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売られ少女

第1章 売られた私

車が止まる。
後部座席のドアが開いて、大柄な男が「出ろ」と冷たく言い放つ。
私が動かずにいると、男は私の腕を掴み、無理矢理車から引きずり出した。

「痛いっ…!」

降ろされたのは、見知らぬ土地だった。
そして、目の前にそびえているのは、洋風の立派な豪邸。
私の家なんて比べものにならないほどの立派な家だ。

「さっさと歩け!」

大柄な男は私の腕を強く引っ張る。
その力があまりにも強く、私は言われるがままに歩くしかなかった。

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