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売られ少女

第1章 売られた私

しばらくして、少年はベッドから立ち上がった。
ドアのほうへ歩き出す。

「少ししたら呼ぶ。しばらくそこにいろ。見張りをつけるから、逃げようなんて思うなよ」

ドアに手をかける。
そこでふと立ち止まり、振り返った。

「そうそう、俺の名前はケントだ。飼い主の名前くらい覚えておけよ」
「……」

何も言わない私に、ケントと名乗った少年は冷たく笑った。

「これから俺好みに調教してやるからな。楽しみにしておけよ」

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