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昔のトモダチ

第1章 サカキ リンコ

百人一首は少しくたびれていた。

「この前ラーメン食べに行ったら、おじさんたちが百人一首の話で盛り上がってたの。」

札を手に取りながらリンちゃんが話し始める

「そしたら、いつのまにかあたしまで話に入れられちゃって・・
延々と百人一首について語られて、説明された上に、コレ持ってけ!みたいに言われちゃったの」

リンちゃんは少し笑う


「なんか、百人一首の押し売りみたいだよね。ただだったけど」


リンちゃんが微笑むのをみながら、ハナはずっと疑問だったことを聞くことにした

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