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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第45章 温泉旅行2日目

「そうだけどって‥違っ!そうじゃなくて!」

「どっち?(笑)」

真っ赤な顔した先輩が俯いた

「先輩?顔上げて‥どうしたの?」

優しく聞いてくる酷いコイツ
俺に言わす気か?

「笑わない‥か?」

「笑わないよ(笑)」

既に笑ってるだろ!!

「りゅ‥ぅ‥んするんだ」

竜運?竜運って何だ?
占い師になるってのか?

「それか‥自主‥いがく‥」

自主医学?
占い師と医者になる事迷ってんのか?
独学でおっお医者さん目指すってのか!!

「すげーな先輩!」

手を握って目を輝かせた日高

「は?」

留年か自主退学がすごい?

「俺応援するから♪何でも言ってくれ♪!」

応援って…応援されてもどうにもならない

すげーすげーって言って俺を抱きしめたり離したり、また抱きしめたりしてくる
「俺医大入れば良かったな(笑)」

「はい?」

「俺は占い師よりやっぱり医者だな!将来安泰だし(笑)医大入ってれば俺も将来先輩と一緒に手術台に立ってたかも知れないし!名医になってたかも!」

分娩台みたいに言うな!
なってない!なってない!ってか何の話だ?

日高の戯言は続く

「けど俺の頭じゃ無理だよな‥あっ先輩の頭でもイケるなら俺でもイケるか(笑)あははは♪」

コイツッ!

「ひだっ」

「けど俺さ‥今の大学に入ってなかったら先輩と出会う事もなかったこうやって過ごす事もなかったから、やっぱり俺はこのままがいいや♪」

いきなり真面目くさった顔でそんな事言うな
俺も言わなきゃいけない気になるだろバカ野郎

「俺‥今度お前と一緒のクラスになるかも‥」

「へ?」

占い師は?
お医者さん目指すんじゃ‥
何それ?
え‥え‥ええーっ!!

「そっそんなに驚く事ねーだろ…」

いやいやっ!驚くだろ!!

「つまり竜運は留年で自主医学は自主退学って事?」

「竜運?自主医学?ひとっ言もそんな事言ってねーぞ?」

いや‥言っただろ?

「けど‥正直言うと、どうしようか迷ってんだ…」

「何で?何で迷うの!迷う必要ないじゃん!」

いや‥だって学費が‥

「俺っ先輩の夢叶えたじゃん!今度は先輩が俺の夢叶えてよ!」

「俺の夢叶えたって何?お前の夢って何?」

ポカンとした先輩

「先輩の夢は喫茶店だろ?俺の夢は先輩と卒業する事♪」

喫茶店?

いつから俺の夢は喫茶店になったんだ?

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