無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

｢日高っ‥ﾊｧ‥もういいだろ？｣

｢後少し(笑)｣

何をしてるかって？
Hをした後竹林の葉が落ちた柔らかいクッションの上に座ったら日高が見つけた小さな竹の子

｢先輩♪こっちにデッカいのがある～♪｣

まるで宝探しで宝物見つけた子供だな‥

｢先輩手伝ってー♪｣

｢手伝ってって俺体力無いの知ってんだろ？どれだよ？｣

コレコレ♪と日高が指差したデッカい竹の子

｢鍬かスコップなかったら無理だろ？諦めろ？行くぞ｣

俺は日高を置いて少し歩いた

あれ？着いて来ない？

振り向いたら

『ｱｲﾂっ！』

じーっとその竹の子を膝抱えて見てやがる

｢お前しつこいぞ？行くぞって!ほら立てよ｣

日高の襟首引っ張った

｢嫌だっ！この竹の子が欲しい！｣

スーパーのお菓子売り場でお菓子をねだる駄々っ子か？

｢お菓子と竹の子は違うんだよ(笑)｣

｢お菓子？竹の子は竹の子だろ？何言ってんの?｣

｢‥‥‥‥｣

冷めた口調で言うな！
かわいいと一瞬でも思った俺はなんなんだよっ

｢先輩‥欲しい‥この竹の子｣

｢俺に言われても‥あっモコモコに掘らせれば！｣

｢花咲か爺さんじゃあるまいし…｣

｢やってみなきゃわかんねーだろ？鍵取りに行ってモコモコ連れて来よう♪｣

ずっとこのまま居座られて無理やり引きずって戻っても
竹の子‥竹の子‥と耳元で呪いの呪文のように言われると竹の子の夢見そうで‥と思った俺の名案は見事に成功した！

ﾜﾝﾜﾝ♪ﾊｯﾊｯ♪

｢こらっ！白先輩竹の子に歯形つくだろっ離せよ!｣

モコモコは自分が掘り当てた竹の子を自分の物だと思っているらしい

普通はそうだわな？

｢モコモコ～ォ？いい物あげるからおいで♪｣

ｸｳﾝ？

｢先輩いい物って？｣

ﾜﾝﾜﾝ♪ﾜﾝﾜﾝ♪

｢俺特製のクッキー♪｣

｢クッキー？いつの間に作ったんだよ？｣

内緒って言いながら手のひらに一口サイズのクッキー乗せて白先輩にあげる優しい先輩

｢あっ先輩♪｣

｢なんだよ♪モコモコは偉いな～♪｣

手の平に乗せたら俺の手の平までペロペロ舐めて名残惜しそうにしてくる

｢喫茶店の横にドッグﾗﾝ作ろうよ♪｣

｢ドッグﾗﾝ？｣

｢そうすれば、朝犬散歩してるお客さんも寄ってくれてモーニング食べれるだろ♪｣

なるほどな‥
けど‥不安は残る

｢モコモコは賢いけど他の犬はどうだか｣