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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第47章 これも愛♪それも愛♪たぶん愛♪きっと愛‥

ボタンを拾うクラスメート達

まるで猿山の猿が餌をついばむみたいに見えた

「お前ら(笑)」

ボタンが全部弾き飛ばされたボロボロにされたシャツを着た相川は笑っていた

「なぁ?」

クラスメートの一人が俺の前に立った

「なんだよ?もうボタンねーぞ(笑)」

肩に置かれたクラスメートの手?

遠くから先輩たちを見ていたらクラスメートの人たちが一斉に地面の何かを拾い始めたかと思ったら 先輩の肩に手を置いたクラスメートの一人

何するんだろう?

止めるべきか?

「先輩?」

日高の呼ぶ声が聞こえたから俺は日高の方を振り向いた

「シャツもくれ♪」

はい?

「シャツ?」

「いいだろ?相川(笑)」

よっ良くねーよ!

「やめ!日高助けろ!」

先輩?

「先輩ーっ!」

嫌だって言ってるのにあっという間に脱がされてしまったシャツ
その時日高が到着した

「先輩シャツは?」

見てわかんだろ?

先輩の前に立ってた人が先輩のシャツを持っていた

「返してくれませんか?先輩のシャツ」

「嫌だね(笑)」

はぁ?

「返してください!ってか返せよっ!」

日高がクラスメートから俺のシャツを奪い返そうとした時

ビューっ!と強い風が吹いた

「あっ!」

「えっ!」

ひらひら風に乗って天高く舞い上がる先輩のシャツ

「日高お前っ!」

先輩が拳を振り上げた

「俺のせいじゃないだろ?先輩風邪ひくから俺の着なよ♪な?」

そう言って日高が上着のパーカーを脱いで俺にふわっと優しくかけてくれた

「あり‥がと」

「いいよ(笑)」

風に乗って舞い上がったシャツ

手をかざして見上げた青空

澄み切った青空が広がっていてすごく晴れ晴れしい気分になった♪

これから日高と始まる新しい大学生活♪
何か楽しい事が起こればいいなぁ♪

「なっちゃん俺達も帰るか?」

え?

周りを見たらクラスメートも帰っていなかった

あんなに別れを惜しんでたのに誰一人いない‥

「皆喫茶店楽しみにしてるって言ってたぜ♪」

「え?」

「お前がずっと空見上げてたからクラスメートも声かけずらかったんだろうな?」

あっ俺自分の世界に浸ってた…

「openしたら初日からてんやわんやだな(笑)」

「ああ♪」

鮫島先輩に肩組まれて嬉しそうに笑った先輩の笑顔は太陽より眩しかった-END-

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