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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第50章 初詣

どこを探しても日高はいない¨

何も言わず俺をボッチにするなんて

「はぁーあ¨」

ため息ついてるよ

「たっ体調悪いみたいだから先に帰ったのかも?」

「そうだぜ!なっちゃん?きっとそうだ♪元気だせ」

ぽん♪と肩叩かれた

お前らはいいよな¨

俺も肩寄せ合う相手がいるのにいない¨

「あーもう!お前らの邪魔してやる!くそー離れろ!」

ぐぃーっと引き離してやった

「寒いだろ!なっちゃん真ん中な♪ほら行くぞ♪」

ちょっ何でそうなる?!肩組むなっ

「えー!鮫島先輩が真ん中入ればいいじゃん!」

そうだお前が真ん中にいけ!

「俺が真ん中だと背の低いお前ら肩こるぞ?」

「あっそうか♪」

「え?河辺お前食い下がっていいのかよ?」

「何で?なつ兄の方が腕乗せやすいもん♪」

そうゆう問題かよ?

「あっなっちゃん甘酒飲んでかね?体温まるぞ♪」

「甘酒なー¨(俺アレ苦手なんだよな)」

「甘酒って何?僕も飲みたい♪」

「河辺はやめとけ」

「何で?なつ兄と鮫島先輩だけズルい!」

だってお前めちゃくちゃ弱いじゃん

「まぁ正月ぐらいいいんじゃないの?♪」

「ぶっ倒れたら鮫島お前が運べよ?俺知らないからな」

ぶっ倒れるの?どんなけぶっ飛んだお酒なんだろ?ドキドキ¨

おじさんにお金渡して手にした甘酒

ぷーん♪と香る独特の甘臭いお酒の匂い

うげぇ¨僕この匂いからしてダメだ

「はい¨」

「はいって?お前飲めないのに頼んだのかよ?」

「僕この匂いダメみたい¨なつ兄良かったら僕のも飲んで」

俺もいらないし!

「鮫島お前飲めよ?」

「俺はいいよ♪なっちゃんせっかくだから飲んだら?」

お前河辺の彼氏だろ?

捨てるのは勿体ないし飲むしかないのか?

「ふーふー♪ゴク¨んん!!これは旨いこれはイケる!河辺も一口だけでも飲んでみろよ♪」

「えー僕はいいよ。なつ兄全部飲みなよ?」

こんなに旨いのに?
ヤホー♪俺ってラッキー♪

自分の分と河辺の分とその後調子にのって2杯もおかわりして出来上がってしまったのは言うまでもない

「なっちゃん歩けるか?しっかり立てホラ!」

「らいじょ~ぶらって♪あはは(笑)」

どこが大丈夫だよ?お前が酔ってどうするんだっつの

「電車で帰るのは無理そうじゃない?タクシーつかもうよ?」

「仕方ないなったくよ」

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