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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第51章 良心的なヤクザさん?

シャワーを止めて浴室を出てバスタオルで体を拭いた

¨¨¨¨¨¨¨。

鴨倉さんがヤクザじゃなかったらとか関係ないじゃないか?

何言ってんだ僕はっ!

僕が勝手に友達になれたと思っていただけなんだから

でもわざわざ住所調べてまでスーツと携帯電話届けに来てくれた

朝ごはんまで用意して

鴨倉さんは何でそこまでしてくれるのだろう?

いやいや!ここは帰ってもらわないと!

ビシッと言わなきゃ!


ガチャ♪

「鴨倉さんっ!」

「おー♪上がってきたか?ちょうど飯の準備も調ったから食おう♪」

ほかほかの湯気がたつ味噌汁にふわっふわの玉子焼きに焼き鮭キラキラ輝く目映いばかりの銀の米♪

「ほわわわ~♪」

そうじゃなくって!

ぐぅきゅるるる~♪

「あっ¨」

お腹が鳴った

「(笑)腹減ってるだろ?座って座って♪」

僕のお腹さんなぜ鳴るの?



ぱくぱくぱく♪

「美味しい!」

口の中でトロけるだし巻き玉子♪
焼き加減が絶妙な鮭♪大根おろしがまたいい!

「味噌汁も飲めよ♪お代わりあるから遠慮せずに食え♪」

そうだ♪味噌汁♪味噌汁♪

「ゴク♪鴨倉さん?」

「ん?」

「何でここまでしてくれるんですか?」

「そりゃ~♪橘さんの大切なお客さんだからな♪橘さんの大切なお客さんに失礼な事したら秀一に怒られる(笑)」

「秀一?」

「あー♪もう一人いただろ?デッカイのが」

「もしかして¨あの人もヤクザですか?」

「そうだけど?」

そうだけど?って何でヤクザが先生の家に出入りしてるのーっ!?

「あっそうだ♪近藤さんこの後暇か?」

「何でですか?!」

ついにきたかっ!
僕を海に沈める時がっ

悠長にご飯なんか食べてる場合じゃない!

でも死ぬ前に楽しみたい事は僕にでもある

「暇なら」

「待ってください!僕にもまだ楽しみたい事があります!それが終ってからでも遅くないでしょ!?」

「あーいいが今度にしてくれ♪近藤さんを連れて行きたい場所があってな♪」

「海ですか?」

どうせ海なんでしょう¨

「海?海は今の時期寒いだろう(笑)いい場所に連れて行ってやるから食ったら出掛ける用意しろよ♪」

いい場所ってどこですかーっ!?

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