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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第51章 良心的なヤクザさん?

走って帰って来たわが家

こっ怖かったー

まさか鴨倉さんがヤクザだったとは¨

せっかく仲良くなれたのに残念だな¨ボソッ

初めて出来たと思ったお友だち

でも住む世界が違いすぎる

縁がなかったと思うしか

靴を脱ぎ台所に行き水を飲んだ

「ふーっ」

落ち着つく¨

何かやけに下がスースー?

!!!?

僕シャツ1枚で出てきてしまったのか?!

しかも汗臭い。

どうりで道行く人が変な目で見るわけだ

鴨倉さんも臭いと思ったのかな?

いやいや!もう関係ないじゃないか!

ぴら♪と捲ったシャツ

新しいパンツ履いてて良かった

シャワー浴びながら考えた

鴨倉さんに借りたシャツどうしよう¨

洗濯して明日にでもこそっと行ってポストに入れるか?
シャツってポストに入るのかな?

うーん¨

ピンポーン♪

ん?

ピンポーン♪

誰だろう?

ピンポーン♪ピンポーン♪ピンポーン♪

「はいはい!誰ですか?」

適当に大切な場所だけバスタオルで巻いて開けた玄関

「よ♪?近藤さん♪」

!!!!?

「人違いです!」

「おっと♪閉めなくてもいいだろ?(笑)朝飯まだだよな?持って来たから一緒に食おう♪」

「一緒に?」

何普通に返事しちゃってるの僕ーっ?ってかどうやって住所調べたのー!

「ふわっふわのだし巻き玉子に鮭食いたいって言ってたろ?それに携帯電話とスーツ忘れて行ったから届けに来た(笑)」

携帯電話とスーツ?

スーツ!?

「返してください!」

あのスーツは新調したての高いスーツ!安物とは違う19800円!

「あっ¨シャワー浴びてたのか?すまなかったな」

頭ぽりぽり¨

はっ!!乳首丸見えっ

バッと手の平で乳首を隠した

「隠す必要ないだろ?(笑)それより風邪ひくぞ?俺が用意しとくから温まって来い♪」

「ちょっと勝手に上がらないでくださいよ!」

「俺もまだ食ってないから温め直す間に入って来い♪」

「な?♪」

「¨¨¨はい」

だから『はい』じゃないって!

ジャーー♪

何だかんだ言って再びシャワーを浴びる

何なんだあの人は!
一緒に食べようとか意味が分からない僕を満腹にさせて重くなった後海に沈める気じゃ¨

スーツと携帯電話忘れたのは僕の落ち度だけど

鴨倉さんがヤクザじゃなかったらこんな目には

ヤクザなんだ¨

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