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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第55章 2回目の温泉旅行

新幹線を降りて次はバスに乗った

相川「俺たちどこ行くのかなー?」

鮫島「どこ行くのかなーって温泉だろ?」

相川「いやそうだけど‥新幹線に乗ってバスに揺られて‥まるで宛のない旅みたいじゃん?」

鮫島「そうか?」

そうだよ!

日高「でも先輩♪見てみろよ?」

またかよ?

相川「飛行機か?」

日高「違うって(笑)田んぼ♪」

相川「田んぼ?」

窓の外は見渡す限り田んぼ‥田んぼ‥田んぼ‥

相川「どんだけ田舎だよ」

河辺「田舎もいいもんだよ♪都会の僕たちは汚れた空気ばっかり吸ってるから自然の田舎の空気は美味しいよね?♪」

美味しい…かぁ‥
モコモコ今頃何してるかな?
ちゃんといい子にしてるのかな?
寂しがっていないかな…





一方屋敷では

ワンワン♪ワンワン♪

飼い主の心配なんて何のその屋敷中を走り回っていた

「こら白!何処へ行く?滑って転んで危ないぞ(笑)こっちに来なさい♪」

ワンワン♪

クンクン…うろうろ♪

おや?白が匂いを嗅ぎ始めた

何処へ行くんじゃ?

白の後を着いていくと一つの部屋の前でしっぽ振って立ち止まった

秀一の部屋の前か?

「ここがいいのか?」

ワンワン♪

しっぽをぶんぶん振り回す

「そうかそうか♪ほらおいで」

ワシは白を抱き上げて部屋に戻った

ハッハッ♪ハッハッ♪

「喉乾いたか?」

庭で洗車をしている高場を見つけた

「おーい高場?」

「何ですけ?組長?」

高場が縁側から顔を出した

「すまないが白先輩にお水を持って来てやってくれんか?」

「へい?」

日高の兄貴のあのワンころ組長にえらいなついてるな‥

元々はここで暮らしてたんだ当たり前か?

「それより水!水!」

日高の兄貴から預かったリュックサックから器を取りだし水を入れて持って行った

「お持ちしやした」

「高場?秀一はいつも日高さんの所に行っているのか?」

ギクッ‥なぜそれを‥

「いやアッシは‥何も?」

「そうなんだな?」

有無を言わせぬ鋭い眼光

……………。

「へい…」

「秀一はそこで何をしている?」

そっそれをアッシに言えと‼?
頭ーっ大ピンチですぜ‼戻って来てくだせー‼(泣)

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