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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第56章 そしてあれよあれよと始業式

日高「ほら先輩♪」

くるっ♪

相川「何だよ?」

日高が俺の身体を回転させた

日高「お邪魔虫は退散♪退散♪」

旅行で何があったか詳しくは知らないけど今までの河辺と鮫島先輩とは違っていた

俺にはそう感じた

相川「お邪魔虫ってまだ邪魔してないだろ?」

日高「邪魔してからじゃ遅いだろ?」

相川「じゃ何でお邪魔虫って言うんだよ?」

日高「邪魔する虫だから?」

相川「だからまだ邪魔してないだろって」

日高「いいんだよ!もう!ほら行った行った♪」

グイグイ♪と先輩の背中を押した

相川「なー?お邪魔虫の虫って何?」

日高「それより入れよ」

ガチャ♪

相川「なー?虫って何?」

日高「調べたらいいだろ?」

相川「お邪魔虫をか??それとも虫をか?」

知らないよ!


そして調べたお邪魔虫

相川「…………」

日高「…………」

お邪魔虫とは、その場に居るだけで雰囲気を壊しその場の人にとって邪魔のやつ

相川「やつって‥酷い言い方だな」

日高「あっあー!先輩他にも書いてあるよ?なになに?えーっと?目障りな‥存在‥」

うっとうしい存在、嫌な存在、煙たい存在、重荷‥しまいには足かせ‥

日高「えー‥と‥」

どうしよう‥この場をどう繋げよう‥

相川「‥あんまりだ‥」

日高「でっでも鮫島先輩はそんな事思ってないからな!?」

相川「き‥ぃてくる‥」

日高「え?誰に?ってかどこに?」

相川「鮫島に直接聞いてくる‼」

バン!!

開いて閉まった部屋の扉

日高「は?え?」

ちょっちょっちょっ!ちょっと待ってよ先輩?‼

日高「先輩っ!ダメだって‼」

寸前で阻止出来た

相川「何でだよ!鮫島に聞かなきゃ鮫島がどう思っているか分かんないだろ‼」

日高「だからって今じゃなくてもいいだろ‼ドアノブを離せよ‼」

相川「何で俺がお前に指図されなきゃなんねーんだよ‼命令すんな‼」

日高「じゃ!お願いだからドアノブ離して下さい!」

相川「……………」

日高「ドアノブ離して?」

相川「ヤダ‥」

日高「先輩が他の握ってるのなんか嫌だから離して!」

相川「握っ!?お前バカか‼?」

あっ離した♪

日高「先輩戻ろう♪」

相川「ちょっ人の話聞けよ‼」

日高に腕引っ張られて部屋に連れ戻された

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