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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第13章 大切な物

コンビニで俺のタバコをカートンで買ってくれた橘さん

「気にするな!」

笑顔の橘さんを見てると苦しくなっていく

アパートに戻り何もする事がなくなった俺たち

先輩とだったら
何を話す訳でもないのに楽しい

橘さんといて楽しくない訳じゃない‥

ただ‥やっぱり先輩の存在感が大きすぎる

「橘さん?」

「うん?」

「やっぱり俺帰る」

いきなり自分の家に帰ると言い出した日高君

「大丈夫なのか‥?」

「うん♪」

本当に帰していいのだろうか?

「何かあったらすぐ言えよ!」

俺は帰してしまった











橘さん家に引っ越すと決めたけど‥

橘さんと接していると急に先輩と過ごした自分の家が恋しくなった


自分の部屋に戻りまた部屋中を見渡してしまう


こんなに広かったっけ‥


先輩と寝た布団に入ると温かかった

やっぱり俺には先輩が必要なんだと思い知らされた


先輩‥ごめんなさい。


俺はハガキを取り出しあのラジオの番組にハガキを書こうと思って書いている間中ずーっと


今何してますか?

元気ですか?


俺は今でもあなたを‥


もう届かない想いをしたためた

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