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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第4章 相川なつめ先輩の素顔

僕は授業を受けていた

僕の中での一樹はいつも少し冷めたイメージよく言えばクール

けど僕が寂しい時や辛い時は一番に慰めてくれる心の支えな存在の人

虐められてたら助けてくれた優しい一樹

たぶん‥僕は一樹にずっと小さい頃から片思いしてたんだと思う

そんな事を考えてたら授業が終わってしまった。

何だか憂鬱なまま帰宅した‥

「ただいま~‥」

僕が帰ると僕の様子を見てママが亮ちゃんどうしたの?って心配してくれた

僕が心配してほしい人は別の人

夕方18時すぎぐらいかな?

トゥルル♪携帯が鳴った

「もしもし?」

『あー俺今からそっち行っていいか?』

一樹!?

「うっうん‥いいよ」

『それ』

プチッ‥

一樹が家にくる?!
僕は最後まで聞かず嬉しくて電話を切ってしまった

久しぶりでとにかく嬉しかった

「ママ?一樹が来るって何かある?」

僕は下にいたママに一樹が来る事を伝えた

暫くして玄関のチャイムが鳴った

僕は駆け足で玄関まで行って開けた玄関

「一樹チャいらっしゃい!」

小さい頃よく抱きついていたのを久しぶりにしたくなった

「りょっ亮太?!」

僕が抱きついたのは門崎君だった

それをただ横目で見る一樹

少し気まづい空気が流れた

「ビールとか買ってきた今日は飲もう!」

そう言ってコンビニで買ってきたビールをドン!と机に置いた

「僕お酒は‥」

「まぁそうゆうなって♪亮太が酔ったら俺が介抱してやる亮太と俺の仲じゃん」

と門崎君

「ありがとう‥」

けど僕は一樹の方を見てしまった

一樹はコンビニの袋から僕の好きなリンゴジュースを取り出してそっと隠れて渡してくれた

こうゆう、さり気ない優しさに僕は弱い

ママ が出してくれたチョコやポテチがなくなって、ビールも後2本になった頃一樹が何か言って僕に近づきかけた時

ほろ酔い加減の門崎君が僕の腕をがっしり掴んで買い出し行ってくる♪って半ば強引にコンビニに連れ出した

コンビニでビール10本買った帰り道

いきなり門崎君がしゃがみ込んだ

「門崎君大丈夫?」

《お酒臭い‥酔いそう》

僕が覗き込んだ時門崎君の顔が近づいてきて‥

僕が一樹の為にとっていた‥‥

大切な物

‥‥奪われてしまった

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