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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第4章 相川なつめ先輩の素顔

どれだけ長い間抱きしめられただろう

急に恥ずかしさがこみ上げてくる

「‥日高‥離っせ‥‥」

「嫌です」

俺が身じろぐと、日高がぎゅっと力入れてより強く抱きしめてくる

「離‥せって‥」

密着する身体
恥ずかしさと緊張から徐々に汗ばんでくる

「先輩‥身体が何だか熱くなってきてますよ?緊張してるんですか?」

「うるっさい‥」

いきなりちゃんとした敬語喋んなズルイぞお前!

キツク強く抱きしめられたら‥‥

こんな風に抱きしめられながら耳元で息吹きかけられるように優しく言われたら

俺は‥‥


「‥ッ‥ハァ‥‥‥」

「先輩‥?」

何だか先輩の顔が赤けー?
それに息が少し荒くなってるような?

どうしたんだ?

「先輩‥?」

少し動いた俺の足が先輩のアソコを少し掠めてしまった

「‥んアンっ‥ッ‥‥」
「え?」

ハッ!とした先輩があの時のように口元に手をあてている

「先輩‥?」

俺だけ変になって変に緊張してバカみたいだ

「離せってバカ!」

俺は先輩と接してきて顔を赤らめて気持ちとは逆の行動をしてしまう先輩を知っている

だから、反対だと思った‥

ぎゅーっ!
更に力強く抱きしめたら

「バっ‥カっやめろ‥アン‥」

先輩が勝手にトロけてきて
潤った目で見られると誘われているみてーで

「んっんっぅんんぅっ」

俺は訳わからず先輩に深く口づけしてしまっていた


何?!コイツ‥‥うまい!


前キスされた時は触れるだけの軽いキスだった


コイツ‥こんなに‥うまいんだ‥

「も‥離せって‥‥‥」

「先輩‥?キツクないんですか?」

そう言って日高のヤツ俺の堅くなってしまった前をズボン越しから触ってきやがった
「触っるな‥よバッカ‥んんぅ」

「先輩‥可愛い」

《俺は何を先輩に言って》
《何をしようとしてる?!》
でも‥止まらない
いや‥止められないんだ

先輩の甘い声を聞くと掻き立てられてしまう
何だ‥この感情?

「フッ‥んっ‥あっ‥んっ‥‥」

必死に俺の腕を掴んで耐えている

俺の腕の中のこの人が愛おしく思えてくる

「先輩‥座って」

先輩は素直に崩れるように俺の腕から滑り落ちてコンクリートの地面にお尻をついた

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