テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第29章 日高の禁欲生活

今にも殴りかかってきそうな鮫島先輩

「いやっ違!俺は河合先生と先輩が寝たって聞いたから確かめにっ」

相川と河合先生が寝た?

どうゆう事だよ…

「なっちゃん!どうゆう‥なっちゃん?」

シャツの前を握った相川がすぐそばに立っていて‥

「日高‥お前勘違いもたいがいにしろよ!俺は‥ッ‥ゥ‥ク‥」

泣いている?

俺が相川のそばに近づこうとしたら

「もういいっ!もういいよ!」

そう言って走り出してしまった相川

「おい!?なっちゃん?」
日高君と目が合う

「追いかけなくていいのか?」

呆然と立ち尽くしている日高君

「追いかけなくていいのかっつってんだろ!?ったく!」

俺は日高君を置いて追いかけた

先輩が勘違いもたいがいにしろ!っつって走って行った

「先輩!待って!」

俺も追いかけた










ハァ‥ハァ‥ハァ‥

「何だよ…日高のヤツ‥何なんだよ…ゥ‥ッ」

「なっちゃ~ん!」

鮫島?

ぎゅっと抱きしめられた俺

「鮫島‥ッ俺ッ‥」

いつもなら離せっバカって言う相川が俺の胸で泣いていた

「なっちゃん日高君とちゃんと話し合いな?」

首を横に振る相川がいた

「せんぱ~い!」

日高君が走ってきた

俺は相川を後ろに隠した

「なっちゃん話したくないって言ってるぜ‥泣かせてどうすんだよ?」

日高君が近寄ってくる

「俺‥俺‥河合先生に嫉妬した。先輩の事本当に疑った訳じゃないんだ‥」

「けどなっちゃんは」

俺が後ろに隠した相川が前に出てきた


「先輩俺」

バッシーン!

え‥‥‥相川?

相川が日高君を平手打ちした

「お前はいつも‥何でいつも早とちりすんだよっ俺と河合先生があるわけないだろ!」

「先輩ごめん!」

抱き合う2人

目と目が合う相川と日高君

そんな2人に背を向けて歩き出した俺

はー。この2人っていつまでこうなんだ?

全く進歩がない。

俺は教室に戻った







「先輩ごめんな‥」

泣いて赤くなった先輩のほっぺたの涙を拭ってあげた

「お前はバカだよ…俺は日高じゃなきゃっ‥」

俺じゃなきゃ?

「先輩?」

「うるさい!いちいち聞き返すな!お前は鮫島か!?」

鮫島先輩?何の事だよ?

顔を赤くした先輩が走って行ってしまう

ストーリーメニュー

TOPTOPへ