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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

俺はシャワーで水を浴びていた

「日高が‥悪いんだっ」

日高に触れられると身体全身に熱い痺れが走る
いくら水を浴びてもその熱は冷めなかった
くそっ!何でだよっ








先輩が風呂に入ってから10分以上経っていた

「先輩遅いな…俺ちょっと見てきます‥」

鮫島先輩と河辺を残して風呂場に向かった

「先輩?大丈夫?」

げっ!?日高が来た!
「だっ大丈夫だから‥向こう行けって!」

「あまりにも長いから心配で」

「風呂ぐらいゆっくり入らせろよな!」

そう言いながら出てきた先輩

唇が青い?

「先輩?」

「うるさいな!俺にかまうなっ!」

かまうなって‥

ぎゅっと抱きしめたら先輩が冷たかった
「何で水なんか浴びてたんだよ?!風邪ひくだろ!」

俺は体温で先輩を温めた

日高の肌がじかに触れ触れたところからじわ~と温まっていく

気持ちいい‥

何だこれ?


先輩が嫌がらずにずっと俺に抱きしめられていた

「先輩唇貸して‥」

え‥‥

俺が日高を見ると温かな日高の唇が冷たくなった俺の唇を温め始めた

また熱を帯びてくる身体










「日高君?なっちゃん‥‥」

俺が気になって風呂場を覗こうとしたら2人抱き合ってキスをしていた

「俺らはお邪魔かな…」

鮫島先輩が部屋に戻ってきた

「兄さんどうだった?」

「河辺帰ろう?」

え‥?

「鮫島先輩どうしたの?‥‥先輩?」

何も言わず俺の手を引っ張って家を出た先輩

何があったんだよ?
俺は帰りながら日高君にメールを送信した






「先輩大丈夫?もう寒くない?」

ゆっくり離された日高の温かな唇

「だっ大丈夫だっ‥」
その時日高の携帯が鳴った


「お前携帯鳴ってるぞ‥」

先輩が俺から離れようとする

「行くなよっ先輩」

「んうっんんっ」

また重ねられた唇

身体がどんどん熱くなっていく


「離せって‥ハァ‥鮫島達がいるだろっどけよ!ハァ‥」


キスしただけなのに息を少し荒げた先輩が部屋に戻って行こうとする

「あれ?鮫島は?」

「え‥?あっ本当だ‥いない?」

「お前携帯鳴ってたろ?見て見ろよ?」

俺は携帯を開けた

メール1件入っていた

『ごちそうさま(笑)明日また学校で♪じゃ楽しんでな鮫島』

楽しんでなって‥

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