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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

これでいいんだ♪
そうこれで‥

兄さんの背中に鮫島先輩が乗っかってその横で鮫島先輩に手握られてる俺がいる
これがベストな形

「何してんの?行こうよ♪ほら♪」

「え‥『あっああ‥』」


俺は少しでも俺の事気にかけてくれてたらそれでいいんだよ鮫島先輩

学食に向かって歩いていると俺には見えた日高の頭

「‥‥だか?日高!」

また日高って言って走り出してしまった相川

「ちょっなっちゃん?!」

追いかけようとしたら握った手を河辺がぎゅっと強く握ってきた

「2人の事は2人に任せるのが一番♪なつ兄の為にもならないでしょ?」

ニコっと俺に笑いかけてそう話す河辺

「そうだな2人の問題だよな俺はつい相川の事になると心配になっちまう(笑)」

鮫島先輩‥

「違うぞ!勘違いすんなっ俺が好きなのはお前だけだからなっ」

えっ‥

「河辺」

人が行き来する中先輩の顔が俺の視界を塞いだ

「ヒュ~ヒュ~♪鮫ちゃん昼間っから見せつけんなよな(笑)」

鮫島先輩の友達?が声かけてきた


「えっ‥恥ずかしいっ」


「赤い顔して君かわいいね♪鮫ちゃん紹介しろよ?」

唇が離れて俺の肩を引き寄せた鮫島先輩

「彼は河辺かなめ君俺の恋人だ♪手出すんじゃねーぞ!行くぞ河辺」

恋人ってはっきり言ってくれた

「えっう‥うん。失礼します」

恥ずかしくて顔から火が吹き出そうだった

恋人って‥男だろ‥?鮫ちゃん?


日高っ日高っ‥

確か右に曲がって階段‥?

もしかして教室に戻ったのか‥

教室に行ってもいなかった

屋上か!?

ガタンと開けた屋上の扉

「ゲホッ!ゲホッ!」

屋上の扉がいきなり開いたから振り向いたら

そこには先輩が立っていたからむせてしまった俺

「そんなに驚く事ねーだろ‥」

驚かない方がおかしいだろっ

先輩がゆっくり俺の横に腰かけた

「日高‥俺」

「何で来たの?話しかけるなって言っただろ?」

食べかけのパンを袋に戻して立ち上がった日高

「ちょっと待てよ!日高‥逃げないでくれ」

ぎゅっと後ろから抱きしめた俺

先輩‥

「俺わかったんだ。甘えてばかりいた。ごめんな‥好きとか身体重ねたら分かるとかそんな事じゃねーって事わかったんだ‥俺‥俺もお前の為なら。それぐらいお前が大切だから‥」

俺を抱きしめる先輩の腕の力が強くなった

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