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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

白いモコモコを預けた店に着きドアを開けるとしっぽ振り回して日高に飛びついた白いモコモコ


「白先輩かわいいくなったなぁ♪」

ハッ♪ハッ♪息を荒げてしっぽ振り回していたモコモコのしっぽが止まった

「あっごめんごめん(笑)カッコイイね‥白先輩♪」

プイッと拗ねて小野寺さんの足元に行ってしまった白先輩

「ハンサムだぞ白先輩」

ワンワン♪ワンワン♪

小野寺さんに飛びついて顔だけこっち向けた白先輩

「日高♪」

えっ?

先輩が俺の肩に腕回してニコっと笑ってきた
これは
『俺がいるから大丈夫だ』
って言ってるんだろな?

うわー何やってんだよっ先輩っ
恥ずかしぃって!

何赤くなってんだ?コイツ?

「行くぞ」

「あっああ♪日高行くぞ?」

肩組まれたまま店を後にして乗り込んだ車

白いモコモコはずっと背高ノッポの太ももの上でしっぽ振り回してご機嫌な様子

俺は日高の手を握ってやった

「‥輩っ」

「なんだよ?」

更にぎゅっと強く握った手

恥ずかしいからっ離してくれっ

引いた手

なんだコイツっ

俺が手握ったんだぞ引くなっ

ぎゅっ!

恥ずかしいからっ

だから引くなって

ぎゅっ!

ぎゅっ!

ワンワン!ワンワン!

白いモコモコが太ももを渡って俺と日高の握り合った手を舐めてきた

邪魔すんなっ
白いモコモコを睨むと

グゥゥ!ウーッ!ワン!

吠えられた俺

「なんだよっお前」

白先輩まさかヤキモチ?

「おいで♪」

えっ日高が俺の手を解いて犬を抱きあげた

「お前っ」

「わかっただろ?」

「何がだよ?」

背高ノッポが言ってきた

俺は俺より犬を選んだ日高が許せねー。
屋敷に着いた車

小野寺さんと俺は車から降りたのに先輩は降りて来ない?

「先輩?」

「帰る」

えっ?

振り向きもせず前見て言った先輩

「怒ってるの?」

はぁ!?怒ってるのって当たり前だバカ

「高場送ってってやれ」

日高とやっと一つになれたのに

たかが犬如きに嫉妬してまた元の木阿弥

「へい!」

小野寺さんがドアを閉め動き出した車

ワンワン!ワンワン!ワンワン!
「白先輩?!」

俺の腕から飛び降りて車を追いかける白先輩

‥‥‥。

「と‥止めてくれっ」
小僧が叫んだ

止めた車

ワンワン!ワンワン!

俺はドアを開けた

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