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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第36章 ついに来た!桜木大学最大のイベント桜木祭

「ルームサービス頼んだから今日は2人っきりで過ごそうな♪」

2人っきり‥

そういえば、ずっと鮫島や河辺ナンパ野郎が一緒でここんとこずーっと2人っきりになる事なんてなかったなぁ…

あの時は皆がいてくれたから前みたいに自分を見失う程も落ち込まずに済んだのは本当に感謝してるけどさ…

夕日が沈み
さっきまでオレンジ色だった景色がキラキラ輝く百万石のダイヤモンドの夜景へと変わった。

すげー綺麗‥。

一面ガラス張りの巨大な窓に手ついて夜景をガン見する先輩

ソファから立ち上がり先輩の後ろから先輩の窓についた手に手を重ね合わせた

日高‥?

「‥‥‥」

「‥‥‥」

キラキラ輝くダイヤモンドの夜景をバックに唇を重ね合わせた俺達

ピンポーン♪

「‥‥‥」

「‥‥‥」

ゆっくり俺から離れた日高
俺は恥ずかしさから窓にへばりついてしまった

「ルームサービスをお持ちしました」

運ばれてきた‥

フッフランス料理!?に銀色のバケツに入ったワイン!?

「日高お前っ」

「ごゆっくりお過ごし下さいませ」

ベルボーイに言葉消されてしまった俺

「先輩食べよう♪」

食べようったって

とりあえずソファにまた座った俺達

日高がワインを注いでいく

「高かったろ?」

「ん~?気にしなくていいよ♪ハイこれ先輩の♪かんぱーい♪」

チン♪

ワイングラスとワイングラスが合わさって甘く響いたワインの音色

ごくごくごく♪

「ぷは~♪旨い!♪」
「美味しい?(笑)」

ワインは香りを楽しんでから少しだけ口に含んで舌の上で転がして味わって飲む物なんだけどそんな事は言わなかった俺

先輩が余りにも嬉しそうな顔をしてくれていたから

「先輩?どうしたの?」

先輩がフォークとナイフ持って固まっていた

「俺‥フランス料理なんか食った事ねーからよ‥どうやって食えばいいんだ?」

「好きなように食べていいからさ♪」

「けど‥せっかくお前が」

ブスッ♪とフォークぶっ刺してお肉を口に含んだ俺

「ふぇんぱいも食べろよ♪」

俺がこうすれば先輩も気兼ねなしに食べてくれると思った

「けど‥」

先輩はまだ食べようとしない

「ちょっ日高?!」

日高が俺の皿の肉にフォークをぶっ刺した

「口開けて」

開けた口

先輩があ~ん♪した
あ~ん♪って

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