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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第38章 その後

ちょっと前に着いたマンション

「開けるぞっ日高ゴクッ」

「うっうん先輩」

手に汗がじわっとにじみ出てくる嫌な緊張感

ガチャ‥

開けた玄関

俺が足を踏み入れようとしたら

「河辺っナンパ野郎無事か!!」

えっ!!

先輩が先に中に走って行った



えっ?!食パン君!?
何で帰ってきたんだ!?

《背高ノッポ‥がなんで家に‥?ナッナンパ野郎と何で?》

だっ抱き合ってるんだ!?

どうゆう事だ…
どうゆう事だ‥

「こっこれは違うんだっ」

何解釈しようとしているんだ俺はっ

「‥‥‥。橘さんがギックリ腰で立てないから手伝ってくれ」

あーそっか!
ギックリ腰っ
ギックリ腰だったから支えていただけだよな
そうだよな‥あーびっくりしたー

ナンパ野郎の左肩を肩にのせ運ぼうとした時

グラッ‥
よろめいた俺の方へ
バッターン!倒れてしまった全員俺の方に

おっ重い‥

「相ちゃん大丈‥ぶっ!!?」

「‥‥‥‥」

下敷きになった食パン君に声かけた時軽く触れた柔らかい唇

「バッバカ!何すんだよっ早くどけよっ」

触れた唇を手で拭いた時

「先輩‥」

げっ!
日高がきた!

見られた?

どうしよう俺!

絶体絶命の大ピンチーッ

どう説明したらいいんだ!?
どう説明したら‥

「こっこれは!」

日高がゆっくり俺の両脇に腕を通して引っ張り出してくれた

「日高っその‥あの‥」

何だ?先輩?

「俺が橘さん運ぶから先輩は小野寺さんにコーヒー入れてよ。ね?」

ニコっと笑った日高

「えっ‥あっああ」

見てなかった‥?

見られてなかったのか?

ホッと安心する俺の心

「橘さん立てる?」

日高に抱き上げられて肩借りながら歩くナンパ野郎

「かなり痛そうだな‥大丈夫かよ?背高じゃなかった小野寺さんはブラックだったよな?」

背高ノッポに声かけた時左肩を抑えて不自然な背高ノッポがいた
再び倒れた時更に痛めた左肩

「肩痛めたのか?」

起き上がろうとしたその時鋭い痛みが走った

「ッ!」

「大丈夫かよ?」

俺が手を差し出そうとしたら

「大丈夫‥だ」

痛みこらえて無理して大人の振る舞いを見せた

「コッコーヒー入れるから座っててくれよ」

「あ‥ありがとう‥‥」

抑えた左肩からジンジン熱を感じる


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