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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第42章 ♪温泉旅行♪

日高は俺に甘えるのが上手い

だけど俺はなかなか日高に甘えられない‥。

きっと甘えられなかった分損してる気がした

それに、日高は恥ずかしがり屋の俺の為に貸切露天風呂まで用意してくれた

俺このままだといつか日高に愛想尽かされて捨てられるんじゃないか?とまた不安になる

日高も俺にしてほしい事が絶対にあるはず

日高のしてほしい事をしてやりたい!

「日高…」

待っていたら先輩からきた!

「どうしたの先輩?」

先輩は俺に次何してもらいたいんだろ♪

今は2人っきり
誰も邪魔しない2人っきりの日高との時間

「‥‥‥‥」

「どうしたんだよ?(笑)」

けど‥

「‥‥‥‥っ」

え?先輩?

「何泣いてんの!?どうしたの?やっぱりどこか打ったのか?!見せて!」

言葉より先に涙が出てしまった

俺ってホント情けないよな‥

「大丈夫?痛くない?」

日高が包み込むように俺を引き寄せ頭打ってないか見てくれている

日高…俺‥

「ごめん‥な‥」

へ?

何がごめんな訳?

「先輩何も悪い事してないじゃん‥」

「そうじゃなくって‥その‥俺何もしてやれてないからさ‥」

先輩がボソッとそんな事言った

「先輩?ほら♪見て」

見てと言って俺の左手を湯船から出してきた

「ちゃんと指輪してくれてるじゃん♪」

「あっ指輪!」

サビる!

金属が温泉の成分に反応してサビると聞いた事があったから外そうとした

「何で外すの?」

「早くしないとサビるだろっ」

「サビないよ(笑)P1000だよ?」

「P1000?」

P1000って何だ?

先輩知らないのか?

「マリッジリングにそんな安物渡す訳ないだろ?(笑)」

マリッジリング?

ほんのりピンク色に染まった先輩と目が合った

「先輩は俺の側に居てくれるだけでいいからさ」

かわいい健気な先輩を湯船の中抱きしめた

けど‥それじゃ一緒にいる意味がない‥

「日高は‥日高はしてほしい事ないのか?」

してほしい事?

「じゃ…」

う~んと考えた

「何がしてほしいんだ?!」

「やっぱりいいや(笑)」

ぎゅっとまた先輩をただ抱きしめた

「それじゃ意味ねーだろ!」

突き放した先輩

「何で意味ないんだよ?何で?」

出た!何で?攻撃!

「何でって‥」

「先輩何で?」

だからそれは‥

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