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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第44章 思い出

「おっ小野寺さんは?」

小野寺さんはどう思っているんだ?

‥‥‥‥。

初めは好きな橘さんが他の人と例えゲームであってもキスするなんて許せなかった
だけど、よく考えてみたら橘さんの気持ちを確認するのにはうってつけの罰ゲーム

「じゃ‥交代するしないはその時考えればいいんじゃないか?」

「小野寺さん?」

「一樹ちょっと‥」

小野寺さんが俺に耳打ちしてきた

‥‥‥‥。

「日高君はそれでいいのか?」

「‥それでいいと思う‥」

「皆は?」

皆もそれで納得した

「今回はどうするの?」

河辺君が聞いてきた

「俺が橘さんと代わる」

せっ背高ノッポと俺がキス!?
日高の事考えたら梨花先生であるナンパ野郎とするよりは‥

「橘さんもそれでいいか?」

小野寺さんが聞いてきた

「‥うん」

「それじゃなっちゃん小野寺さんの側まで行ってキスして」

キスしてってお前なっ
かっ簡単に言うなよ‥

小野寺さんが立ち上がった

何するんだ小野寺さん?

背高ノッポが俺に近づいてきたと思ったら

「立て」

立て?

「早く立て」

グイッと腕引っ張られた

「っ!!?」

腰に腕を回して固定され身動きできない‥

ちょっちょっと待てっ‥待てって‥顔近いっ

「んんっ!!?んっんん!」

初めっからそんな飛ばすなってっ

「んっぅんんっ!」

ナッナンパ野郎っ止めされろよっ

ぴちゃぴちゃとやらしい音が身体の力を奪っていく

目の前で小野寺さんと食パン君が熱烈な激しいキスを…

ほんのりピンク色に染まっていく食パン君の横顔

俺もキスされてる時こんな風になってるのかな‥

ぼーっと2人のキスを見ながらそんな事思ってた

橘さんをチラッとキスしながら見ると俺となつめ君が激しいキスしているのをただぼーっと見ていた
何とも思わないのか?!

「!!!?んんっ!」

あっ足!?
背高ノッポが俺の足を割って自分の足を入れてきた

グイッ!

「ッ嫌っんんっ!」

股関に当たった足

「やめっ『小野寺さんやり過ぎだろ!』」

日高君と同時に立ち上がった俺

目が合った
何と言えばいいのか‥

チュパ‥と離れた唇

ドサッと滑り落ちた先輩

「先輩っ!大丈夫?!」

だ‥大丈夫って聞くのおかしいだろ‥それより‥日高とはまた違う大人の濃厚なキスだった‥すっ凄かった‥

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