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狼くんと羊ちゃん~空回り~

第1章 小さな思い

こいつには
憲人から離れてもらわないとな。

「祐希さん、こいつどうしますか?にしてもひでぇー」

確かにな
これは、ひでぇかもな

けど、俺の気持ちは
こんなんじゃないぞ...

俺の幼なじみの
憲人にさっき触ってただろ。
許さねぇ。


憲人を知ってるのは
俺だけだ。

お前と話すときは見せない
鬼なところも
実は、不器用なところも

俺は、憲人が好きだから・・・

なんでも知ってる。

それを、お前にとられるのは
ごめんだ。

「祐希さん?
こいつどうしますか?」

おっと
いけねっ

うーん、脅しじゃ温いよな...

と、かんがえていると
取り巻きたちと目があった。

「あ、そうだ!
お前らこいつと犯れ、そしたら良い脅しになんだろ?」
「「「うっわーーー、いいんすか!?」」」
「ああ、好きにしろ。こいつはダチでもなんでもねぇし」

そう言い捨て
取り巻きたちと共に
体育館倉庫へ向かった。

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