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運命の誘惑

第3章 高校3年  春

「あんたねー、また始業式サボって煙草吹かしてんじゃないの!」



溜息混じりに言い放って私の横に“よいしょ”と座る好美。




「終業式、終わったん?」



「まさかー。あの話好きのハゲ校長の話がこんな早く終わるわけ?」




そう言って好美は空を仰いでケタケタと笑う。



おい。


ってことは




「じゃぁ、あんたもサボリじゃん!」



「当たり前ー♪始業式なんか出てられないっつーの!」




‥じゃぁ、何で叩いたんだっつーの。









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