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運命の誘惑

第7章 【声】になる

目を閉じると、より一層温もりが伝わって来ると同時に恭の鼓動まで感じれて。



トクン。


トクン。


トクン。



規則正しい恭の鼓動が耳に伝う。


目を閉じて真っ暗な世界の中、何が起こるのか不安なハズなのに伝う鼓動で不安も払拭。


腕の中で【幸】が溢れ出て笑みが零れる。




「愛結、一緒にカウントするよ?」


「え?」


「“3”からね!いくよ?‥‥せーの、」
「あっ‥ちょちょっと待っ‥!」


急かされつつ始まるカウントに焦りつつ




「「3」」







「「2」」







「「1」」














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