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運命の誘惑

第7章 【声】になる

【1】を数え終えたと同時に私を包み込んでた温もりがフッと消え。

急に不安感に駆り立たされる。



まるで夢から覚めたかのように一気に現実の世界へと引き戻されて。



思わず閉じてた目をそぉっと開けると――‥








「…・恭‥‥?」



そこには恭の姿はなくて。



代わりに居たのは








「ゼロ。

タイムオーバー」









屋上の手摺に寄り縋るようにしてコッチを向いてニカリと笑う






「岡田‥‥」






自称霊感あるある男だった。







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