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運命の誘惑

第7章 【声】になる

「じゃぁ~、約束通り煙草は没収ぅ~」



‥‥ちょっと待てよ?

何か違和感。

何かしっくり来ない。



恭の声と逢えた…‥?
温もり‥‥‥?



ちょっと冷静になれ自分。

ちょっと考えれ自分。



恭の声も温もりも確かなモノで不確かなモノじゃなかった。




「寺島ぁ~煙草出せー?」




耳元で囁かれてる時、吐息が頬っぺに微かに当たったし。


風で揺れる恭の髪も私の頬をそっと撫でた。





‥‥・これだ!





恭の違和感最大の原因!!

恭は短髪だから風に靡いて頬に当たるわけがない!
















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