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運命の誘惑

第8章 ムカつく

屋上の隅っ子に座って、久々学校で一服。



グレーの空に向かって吐き出す煙は同化して余り綺麗じゃない。


だから‥余り好きじゃない。




‥てか。




今日みたいな少し濃いグレーの空が好きじゃない。





だって……







あの日、恭と喧嘩した日の空が厚い厚い雲に覆われた空だったから…。





こんな日は嫌でもあの日の事を思い出す。





こんな日は…‥





あの日の言葉







恭の最後の言葉が頭が痛くなるくらい駆け巡り




激しい動悸に襲われる。













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