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運命の誘惑

第9章 岡田×戦隊

「寺島、携帯貸して?」


さっきまで真顔だった岡田の顔が柔らかくなった。



「何すんの?」

「いいから、早く」

「はぁ‥」



言われるがままに渋々携帯を渡すと



「前々から言おうと思ってたんだけど寺島の携帯と俺の携帯、一緒なんだよね」


なんて携帯を手慣れた手つきで何やら操作して無造作に「サンキュ」と言って私に携帯を返す。



「携帯に入れておいたから」



岡田の言葉で携帯画面を見る。



「はっ!?」


「俺って感じで良くね?」



携帯画面のアドレス帳の中に



【お助け寺島の岡田マン】



の文字が堂々と映し出されてた。





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