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運命の誘惑

第9章 岡田×戦隊

「岡田マンって何!?」


「“お”助け“お”かだマン、“お”から始まるからアドレス帳も変にならないっしょ?」



おーい。

そんな事誰も聞いてませんけどー。

得意気にニカッて笑われても困るんですけどー。



「そうじゃなくて。」

「んー?」


根本的な事。

何でこいつは私にこんな関わるのかが分からない。

転校初日からずっとずっと毎日何かと煩く関わる。

今日だって‥‥



「何で私に関わるわけ?」

「ほっとけないからって前に言ったよ?」

「自分も一緒だから‥?」



“大切な人を亡くした”




‥・岡田も同じ境遇だから?



「それもあるけど‥。

でも俺、寺島の【声】になるって決めたし。
だからほっとかない。」



岡田はそう言うと首を傾げてふにゃりと笑った。







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