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運命の誘惑

第9章 岡田×戦隊

「ありがとう」


岡田に向けて深いお辞儀を1回ペコリ。


すると岡田は下げた私の頭を恐らく両手。

ワシャワシャと全部の髪の毛が垂れ下がるようにして



「貞子だな」


「誰がっ!!」



1人で楽しそうにケタケタと笑う岡田を軽く睨みつつ身体を起こして手櫛で髪を整える。


てか、普通人がお礼言ってんのに意味のない事するか?


いや。

こいつなら‥岡田ならするな。



1人で岡田に対して自問自答。



そんな私の顔を岡田は覗き込むようにして見て来て。



「お礼の前に俺、まだ約束の返事聞いてないんですけど?」


「へ?」




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