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運命の誘惑

第9章 岡田×戦隊

岡田の手の温もりが私の頭を伝って感じて。


凄く凄く熱くて大きい岡田の手の温もり。


‥‥凄く熱い‥‥




熱い?!





「ちょっと!!?」



…‥そうだった‥。


すっかり忘れてた!!
岡田が熱で学校休んでたって事!!



「あんた熱!?」


「うん、熱多分まだあるよ?熱いもん。」



熱い“もん”て可愛く言ってる場合か!ボケっ!

ニヘラと笑ってる場合か!ボケ!


岡田のおでこに手を当てると相当熱いし!




「何でこんな熱あんのに来てんの!?バカじゃん!!」


「だから~寺島が泣いてると思ったからって言ったじゃん?」




“言ったじゃん?”って‥。

自分が熱でしんどいのに泣いてると思ったってほぼ勘で来るとか…




「あんた、ホントバカだね」


「はぁああ!?」



バカだ。こいつ。

こんなバカは初めてだ‥。






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