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運命の誘惑

第3章 高校3年  春

だけど。


そんな事をどれだけ考えても恭が居ない事実は変わるわけもなくて。



恭が消えた事実は変わる事もなくて。




‥‥私があの日、喧嘩なんかしなければ‥



私があの時、煙草の事で怒ったりしなかったら‥‥



私があの時、いつものように笑って許してたら…



私があの時、走り去ったりしなければ…



私があの時






振り返ってれば‥‥‥







残るのは、私が恭を【殺した】という事実のみ。




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