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運命の誘惑

第3章 高校3年  春

今思えば、小さい人間だったなと我ながら思ったりするんだけど。



それくらい許してあげてればいいじゃん。



て思ったりするんだけど、中学生の私には【嘘】とか【約束破り】とか全くもって言語道断な感じで許せなくて。





‥・・本当。




今思えば本当にどうでもいい些細な喧嘩。



だけど‥あの当時は死活問題くらい大事な問題だった。





あの日、走り去って行く前の恭の表情。



「愛結!!」



私の名前を呼ぶ声。






今でも鮮明に覚えてる。


‥色褪せない思い出。


色、褪せたらいけない思い出‥。






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