テキストサイズ

運命の誘惑

第12章 まさかの・・・

「何でイジケんの?」


どう見てもムスッとしてた癖に。

イジケとは程遠いように感じたけど‥。

岡田の顔は相変わらずムスッとしたままだし。

一体なんだっつんだよ‥・。



岡田の発言が良く分からなくて思わず首を傾げる。



そんな私に岡田はぶっきらぼうに




「だ~か~らぁ~。

寺島が何度も何度も“嫌い”ってノートに書くからだろ?」



って言うけどさ‥‥。




「だからさぁ~。その意味がさっぱり分からないっつーてんの!!」



回りくどいヤツか!!




「もっと分かるように教えてよ!」






「ハァ~‥。だからね?


寺島が“嫌い”って書くたびに俺の事を嫌いって言われてる気になってきたから。

あれ以上寺島の“嫌い”を見たくなかったから!


分かった?」









ストーリーメニュー

TOPTOPへ