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運命の誘惑

第17章 微動  *汐生side*

「じゃぁ、行こう♪」


奈菜の声で歩き始めた俺達。


俺・奈菜・寺島の順で横並びで下駄箱まで歩く。


俺は奈菜の話に耳を傾けながらも、さっきの寺島のそっけない声が気になってチラチラ寺島をチラ見。


いつも毒づきながらも何だかんだ笑顔の寺島。



だけど今日は全然笑顔がなくて




「寺島?どうかした?」


「私、先行くわ」


「は!?何で!?」




寺島は1人でさっさと下駄箱へ向かって行った。


残された俺と奈菜はポカーン。




「寺島さんどうしたんだろうね?」


「・‥うん。」




寺島‥‥?












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