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運命の誘惑

第18章 彼女の闇

お姉さんに誘導されて初めて入る寺島の部屋。



THE 女の子っ!!



って部屋じゃ全くない部屋につい笑いが込み上げて「プッ」と吹いてしまった。


黒と青基調の部屋。


暗いか!!


多分、寺島が起きてたら絶対ツッコんでやってたと思う。


ピンクの1色くらい入れろや!って。



でも。



そこが何とも寺島らしくて部屋を見渡して笑みが零れる。




「愛結適当に寝かせておいてもらってい?」


「え?」


「私ちょっと鍋火にかけたままだから!宜しくね!」




そう言ってお姉さんは部屋から出て恐らくキッチンの方だと思う方向へパタパタとスリッパを鳴らして小走りで行った。





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